世界のゴルフ人口、550万人増の6600万人に、R&Aが発表、代表的な調査や各国のデータを収集、パンデミックで特に21年が増。また、日本のゴルフコース数が世界で2番目と紹介!

R&Aとスポーツマーケティング調査により、2016年からの5年間で世界のゴルフ人口が6100万人から550万人以上増加の6660万人となったことが12月14日に発表された。

SMSでは代表的な調査と専門家の見積もりを使用して、世界のゴルフファー総数を計算し、各国連盟から報告された参加データを収集。一時期減少した後に世界中で上昇し、2021年は特に増えたという。

報告によると、増加傾向は Covid-19 の前に始まり、パンデミックの間に加速した。これは、ゴルファーが安全な屋外環境で社会的に距離を置き、身体的および精神的健康を高めるために活動を続けることができることから、ゴルフの人気が高まったと紹介している。

R&Aの「Golf Around the World 2021 Fourth Edition」ではゴルフコース別トップ10を表にして紹介しており、アメリカがコース数1万6156、ホール数24万369、施設数1万4139でトップ、2番目に日本、3番目にイギリス、4番目にカナダが挙げられている。韓国は8番目、中国は10番目。世界のコース数は3万8081、ホール数は5万4866となっている。

韓国ゴルフ場のプレー代値上げの実態を政府機関が調査に入ると報道!

コロナ下でゴルフブームに拍車がかかっている韓国では、グリーンフィを値上げするゴルフ場が増えて、利用者などの不満から政府機関が調査に乗り出したとの報道があった。

パブリックゴルフ場の利用料金が29万ウォン(約2万7900円)となり、2019年12月の週末料金(19万ウォン)に比べ10万ウォンも上昇したと嘆く声を紹介。

公取委と消費者院はパブリックゴルフ場354カ所、会員制ゴルフ場158カ所の実態調査に着手したという。消費者院がゴルフ場の約款をチェックし、競技補助員(キャディ)などの利用強制といった不公正約款の有無について調べる。これら基礎調査が終了後、公取委は職権調査などの措置を取る方針と報道している。

韓国ではゴルフ大衆化のため、パブリックゴルフ場の税金を軽減しており、それが逆に会員制からパブリックへの転換に拍車がかかった。しかも高級化しているゴルフ場は豪華な会員制から転換したパブリックが多いようだ。また、お酒やおつまみを相当な高額で販売するゴルフ場もあるという。コロナ下で他の活動が制約を受ける中でゴルフは数少ない3密を避けやすいスポーツや企業活動になっているようで、海外にも行けないことから、ゴルフ人気に拍車がかかっている模様。

韓国の2020年ゴルフ場利用者数は501コースで12%増加の4673万人だった。21年は5千万人を超えるとの観測もあり、留まることを知らない韓国のゴルフ熱となっている。

令和4年度与党税制改正大綱、G場利用税は”スルー”、スポ庁はJGA等と再検討!!

自民党と公明党の与党は12月10日に「令和4年度与党税制改正大綱」を発表した。

税制調査会は「成長と分配の好循環の実現」、「経済社会の構造変化を踏まえた税制の見直し」等を柱に大綱をまとめたとしている。賃上げについては、税額控除率を大企業で最大30%、中小企業で最大40%に拡充する。

住宅ローン控除は4年間延長、省エネ性能等の高い認定住宅について借入限度額を上乗せし、新築住宅については控除期間を13年とすることとしている。
「ゴルフ場利用税のあり方の見直し」については、今回の令和4年度は同じ内容の要望だったことからか、最終的な論議の対象とならず、一般報道でもゴルフ場利用税論議が注目されることはなかった。

ゴルフ場利用税に関しては、対象競技が終了したこともあり、「既存税負担軽減措置等の見直し事項」として今年12月31日をもって、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けた税制上の所要の措置が廃止となる。

スポーツ庁によると、日本ゴルフ協会(JGA)や有識者とともにゴルフ場利用税のあり方の検討を進めており、逼迫した地方財政の中で何ができるかを引き続き検討して、来年度の税制改正要望に繋げていきたい考えという。

太平洋クラブ12月末二次募集終了の上、キャンペーンにて名義書換再開!

太平洋クラブは、12月末に二次募集を終了し、来年より名義書換を再開する。
名義書換再開時には、太平洋クラブを220万円(税込)、太平洋アソシエイツを165万円(税込)の減額キャンペーンを3月1日より9月末迄実施するとしている。

名義変更料

キャンペーン期間中 正会員
・太平洋クラブ 165万円 → 220万円(税込)
・太平洋アソシエイツ 132万円 → 165万円(税込)

キャンペーン終了後 正会員
・太平洋クラブ 165万円 → 275万円(税込)
・太平洋アソシエイツは、未発表

改定理由

「相場価格+名義変更料」を新規募集と同水準を目指すとともに、2018年9月以降に実施した施策と新たなコースの取得に活用するため。

なお、名義書換再開時期については、同社のホームページで案内するとのことだ。

マスターズ優勝の松山英樹、JGTO特例表彰第1号、多くの日本国民に大きな夢と感動!

一般社団法人・日本ゴルフツアー機構は6日、都内で「2020-21ジャパンゴルフツアー表彰式」を開催し、今年4月開催のマスターズトーナメントでアジア人初の優勝を果たした松山英樹選手に『JGTO特別表彰』を授与した。
JGTO特別表彰は、海外メジャー大会優勝など日本のゴルフ界に多大な貢献をしたツアーメンバーを表彰する新たな制度。
10年間のツアー出場資格を付与するとしている。
マスターズの優勝で”ゴルフファンのみならず、多くの日本国民に大きな夢と感動を与えた”松山選手がアジア人初の優勝を果たしたことから、JGTO及びジャパンゴルフツアー選手会の各理事会において同規定の適用者第1号として松山選手の選出を全会一致で決定したとしている。
表彰状とともに記念品(オーガスタ・ナショナルGC11番ホールの絵画) が贈られた。

鳴尾GC(兵庫)一時閉鎖し、グリーン床土のサンド化、1月11日から9月末まで閉鎖、ナルオターフで復元!

昨年倶楽部誕生100周年を迎えた一般社団法人・鳴尾ゴルフ倶楽部は、長年の懸案としていたグリーン床土の改修のため来年1月11日から9月末までコースをクローズすることに決めた。
同倶楽部事務局によると、大雨の時などグリーンの排水が良くなく、特に8番グリーンは9番に池がある関係もある。このため3~4年前から検討事項に上がり、一方で同倶楽部で育った高麗芝のナルオターフを芝生生産者に委託して培養していた関係で、グリーンの床土を全面サンド化するとともに、同倶楽部由来の高麗芝でグリーンを全面張り替えることを社員総会で決定したという。グリーンの形状やグリーン周りなどは一切変更せずにコースを復元する考えだ。
クローズ期間中のメンバープレーに関しては、友好倶楽部や近隣の社団法人倶楽部等への協力依頼も済ませたとしている。

ゴルフ場が釣り場営業、太田双葉CCや太平洋C白河R、市街地近くで人気に!

ゴルフ場には調整池や観賞用の池もあるが、そこで釣り客を入れて営業するところが出てきた。

太田双葉カントリークラブは、コースの近くにあるため池を改装し、ルアー釣り専門の釣り堀「太田フィッシングクラブ」として1月6日にグランドオープンした。

約5千平方メートルあるため池は太田市街を見渡せる高台にあり、4年前以上にコース散水用の水を確保するため造られたが、設置後一度も使うことはなかったという。2012年にゴルフ場オーナーの交代があり、新オーナーのアイデアで釣り堀として活用することを決めたという。

ゴルフ場で釣りというと、太平洋クラブ白河リゾートも「白河リゾートフィッシングエリア」を今年6月1日にオープン。先行して4月29日にオープンしたドッグフリーサイト付きオートキャンプ場と合わせ「ゴルフ×キャンプ×愛犬×釣り」が可能となった。

レジャー白書によると2020年の釣り人口は550万人でゴルフ(コース)の520万人より多い。