リソルグループ、入間CC(埼玉)を8月31日に取得。7月12日付で(株)入間カントリー倶楽部の株式譲渡契約グループ運営18カ所に、譲渡側のクラレでも同日発表

リソルホールディングス(株)は7月12日、グループの運営事業を手掛けリソル(株)を通じ、(株)クラレの連結子会社・(株)入間カントリー倶楽部を譲り受け、ゴルフ運営事業の強化を図ると発表した。

運営開始時期は今年8月31日の予定とし、同時にリソルホールディングスの株主優待の対象施設になる。

同CCは東京から1時間以内の至便なロケーションに位置し、コースコンディションに定評のある、丘陵林間コースと紹介している。リソルホールディングス(株)は東証プライム市場上場で、資本金は3億4808万8000円、グループ従業員数1694名、大株主は三井不動産41.02%、コナミグループ(株)20.39%。子会社のリソル(株)はホテル運営事業とゴルフ運営事業を全国に展開する。今年7月1日現在の運営施設はゴルフ場が真名CC真名C、真名CC真名ゲーリー・プレーヤーCなど17カ所(うち西脇CCは運営提携ゴルフ場、今年春先に東急不動産系から4コースを取得)。

一方、(株)クラレも7月12日に「ゴルフ場運営子会社の株式譲渡に関するお知らせ」として、連結子会社の(株)入間カントリー倶楽部株式の全てをリソルホールディングス(株)のグループ企業であるリソル(株)に譲渡するとし、株式譲渡契約を締結したと発表した。

「事業譲渡の目的と概要」として、同CCは、1977年9月の開場以来、長らくクラレグループの一員として魅力的なコースづくりとお客様へのサービス向上を図ってきたと報告。一方で、同社の中期経営計画において、事業ポートフォリオの高度化を掲げ、ゴルフ業界を取り巻く事業環境が変化するなか、同ゴルフ場が将来にわたりより良質なサービスを提供していくために様々な検討を重ねた結果、ホテル、ゴルフ場などの事業経営で信頼と実績のあるリソルグループに運営をお任せすることが、同ゴルフ場の将来的な成長に資すると判断し、譲渡を決定したという。

株式譲渡予定日は8月31日の予定。株式譲渡金額の開示はなく、本譲渡による同社連結業績に与える影響等は軽微と見込んでいるという。

会社株式の売買であり、約1500名のゴルフ場会員のプレー権や預託金債権はそのまま引き継がれることになる。第50期末(20年12月末)の総資産額は32億45百万円で固定負債は26億51百万円、利益剰余金は3億86百万円だった。

(株)入間カントリー倶楽部は関東ゴルフ会員権取引業協同組合に対して、7月12日のクラブ理事会において、今回の経営母体の交代に伴い2023年度正会員補充募集を停止する旨決めたと、案内した。ただし、今回の交代にあっても「当クラブの会員制度を維持し、会員中心の運営を継続することについて、譲渡先よりご理解いただいている」旨を報告している。

(ゴルフ特信より)

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