那須国際CC(栃木)今年末で一旦クラブを閉鎖・解散、老朽化でクラブハウス建替え等、3年間閉鎖を予定5月20日から会員権名変停止、会員に預託金等返還

東急リゾーツ&ステイ(株)が運営する那須国際カントリークラブは、5月20日から当面の間、会員権の名変を停止すると案内した。

名変停止理由はクラブハウス及びコースの老朽化に伴い、令和6年12月の冬季クローズを以って施設を一時閉鎖し、クラブハウスの建替えとコースの改修を行うこととなったためとし、工事期間は3年程を予定している。

同クラブに詳しく取材すると、クラブハウスの建替えとコースの改修に3年間をかける予定から、一旦今年末(冬シーズンまで)でゴルフ場を閉鎖し、クラブも解散。会員には預託金全額と退会補償金(入会金に相当した分)を一旦返還するため会員権の名変を停止したとしている。現会員数は正会員で約650名、年次や期間限定の会員が100名弱在籍しているという。工事が終了し、リニューアルオープンする際には再入会の案内も行うとしている。

3年かける工事内容は現時点で固まっていないとしているが、ホテルを併設し、アクティビティが充実したリゾートタウンとして、コースもより質の高い内容とする考えとしている。同クラブはテニスコートや、新たに加わるアクティビティとして9ホールのフットゴルフも備えていた。

最近はインバウンドなど観光需要の盛り上がりを意識したホテルのリニューアルを行うところが増えたが、那須国際CCについては国内向けで特にインバウンドを想定してはいないとしている。

ちなみに同クラブは1962(昭和37)年に開場。2005(平成17)年3月に東急不動産(株)グループ入りしたゴルフ場で、それまでは三井物産系列の木下物産(株)が会員制で経営していたが、会員に預託金を返還してクラブを解散し、東急不動産は会員ゼロで同クラブを取得。同年6月から縁故正会員を92万円(入会金42万円=税込み、預託金50万円=10年据置き)で、10年間の期間限定正会員を42万円(すべて入会金で譲渡不可)で募集を開始し、再び会員制ゴルフ場に移行。縁故募集の終了後、1次、2次、その後2008年5月から3次として正会員133万円(預託金70万円)、10年間限定会員63万円で募集していた。

(ゴルフ特信より)

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